日本郵便は、2019年4月より80才以上の方へ、保険勧誘自体を取りやめると言うニュースが入りました。
日本郵便は4月から、80歳以上の新規客に対する保険の勧誘を自粛する方針を固めた。
同社関係者への取材で分かった。
同社は2017年から80歳以上の顧客と契約を結ぶ際、家族にも保険内容を必ず説明するなど、高齢者への営業ルールを厳格化してきたが、依然として苦情がなくならないことから、勧誘自体を取りやめる。4月からは、過去3カ月以内に郵便局の保険に加入したことがない80歳以上の新規客に加え、新規ではなくても契約者が80歳以上で、被保険者が70歳以上となる契約についても勧誘をやめる。顧客側が希望すれば契約できるが、対応した局員の販売実績には反映させない
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190325-00010003-nishinpc-soci
この保険というのは、郵便局が発売しているかんぽ生命の保険商品のことだと考えられます。
2019年4月からかんぽ生命に関してはどんな風に保険の加入条件が変わるのかを簡単に説明します。
- 80歳以上の契約者に保険の勧誘はしない。
- 被保険者(補償やサービスを受ける人)が70才以上の保険の契約はしない。
- 80歳以上を対象に、保険内容の理解を深めてもらうための「シンキングタイム」を導入。シンキングタイムとは、申し込んだ後、契約局の幹部が電話で再度内容を説明するという仕組み。(現在かんぽ生命の加入者で80歳以上の人に対しての説明をするかしないかは書かれていませんでした。)
実際に、郵便局員の保険業法違反に当たる営業行為が68件も報告されています。
こんなツイートもありました。
かんぽ生命はこんなんばっか。うちの義理母も全く意味のない養老保険に毎年100円払わされてる。もちろん中途解約も満期も元本割れる。マジで意味ない。郵便局への信頼悪用 保険不適正営業 民営化後「過重ノルマ」が一因|【西日本新聞】 https://t.co/T7TdiBm0rG
— ぎんびす@投資アカ💹 (@UWZj5OqKpQuzezS) March 18, 2019
ですが、実際に、80歳以上で保険を考える人もいるのは確かです。
私の周りでは、80歳になってもまだ現役でお仕事を頑張っている人も
いらっしゃいます。
節税対策や、自分の健康のことなどを考えて
保険に入りたいと思っていても
年齢制限で、保険に入りたくても入れない人もいるので
80歳以上でも入れる事ができるかんぽ生命さんをとてもありがたいと思っていた人も
いらっしゃった事でしょう。
郵便局員さんの悪質な勧誘のために、このような事態になるということは
残念で仕方ありません。
では、本当にかんぽ生命さんは
どんな生命保険が80歳以上でも入れるのかを調査してみました。
調査してみると、この養老保険1種類のみでした。
養老保険とは、死亡保障もあるし、保険の満期の時にも保険金がでる保険となっています。

かんぽ生命 普通養老保険-新フリープラン
このかんぽ生命さんの普通養老保険は、保険年齢が満80歳までの人は入る事ができます。
実際に、シュミレーションがあったのでやってみました。
もし、現在、80歳の女性がこの「普通養老保険ー新フリープラン」に加入したとすると、10年満期しか加入はできません。
そして、10年間10920円毎月支払う契約になります。
10年間に支払う保険料金は1310400円になります。

契約をしている間に、もしものことがあったら100万円。
また、不慮の事故でなくなった場合は、1年6ヶ月から後10年間までは合計200満円支払われます。
また、90歳になる時までにご存命だとすると、「おめでとう!」ということで100満円支払われるという仕組みです。
となると、こういう言い方は失礼ですが、
87歳までにお亡くなりになられたら、支払う料金も100満円より低いのでお得になります。
その辺りを踏まえて営業されていたのではないでしょうか?
シュミレーションに関しては下記をどうぞ
日本郵便で入れるかんぽ生命の80歳以上保険はどんな保障?のまとめ
今回、自発的な営業はできないものの、保険としては廃止しないということで、
80才以上の人が入ることができる日本郵便のかんぽ生命の保険はどんな保険かを調べてみました。
保険商品を調べたものの、
80歳で入ることができる保険商品は1種類しかありませんでした。
保険はあくまで保険です。
儲かるとか儲からないとか。
特とか損とかそんな事で商品を決めるものでは基本はありません。
もちろん、親御さんは
子供達のことを考えて税金対策などで考えたことかもしれませんので
もし、今、ご両親が、かんぽ生命保険に加入しているのであれば、どの保険かを知ることが大切です。
かんぽ保険にも、解約したら、解約返戻金というものもあります。
今回のような養老保険では、解約返戻金はほとんどないかもしれません。
ですが、満期まで支払い続けたら、後いくら払わないといけないの?
そして、解約をしたら、今後払わなければいけないお金をどうするの?
その辺りを踏まえて、
親御さんとお話をさえれたらいいかもしれません。