横綱白鵬が、2019年春場所千秋楽。
優勝インタビュー後に三本締めをしたことが
「伝統と秩序を損なう行為に当たる恐れがある」と懲戒処分になると噂が出てきました。
【三本締め 白鵬への処分を検討】https://t.co/HALfBOfkee
白鵬の「三本締め」について、日本相撲協会が、「伝統と秩序を損なう行為に当たる恐れがある」として、コンプライアンス委員会に処分案を検討してもらうことを決めた。白鵬は「盛り上げようと思った」と釈明し謝罪。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) March 28, 2019
ヤフーニュース https://news.yahoo.co.jp/pickup/6318641より
なぜ白鵬の相撲優勝後の3本締め問題が出てきたの?
そもそもなぜ白鵬が相撲優勝後のインタビューの後に
観客とともに3本締めをすることが相撲協会ではタブーとされているのかを調べてみました。
そもそも相撲とは?
相撲についてwiki風に書いてみます。
相撲は神話の時代に始まるが、江戸時代には庶民の娯楽として隆盛を極めたもの。
元々は日本固有の宗教である神道に基づいた神事であり、日本国内各地で「祭り」として奉納相撲が行われている。
そのため、大相撲も他のプロスポーツと比べて礼儀作法などが重視されており、生活様式や風貌なども旧来の風俗が比較的維持されるなど、文化的な側面もある。
相撲は、他のスポーツと違い、礼儀作法が重視されているスポーツなのですね。
今回の2019年春場所千秋楽。
表彰式後の「神送り」の儀式があります。
今回、「神送り」の儀式の前に
白鵬が3本じめで“締めて”しまったことに対して
横審委員からは「あるまじき行為」と言われているのです。
では、白鵬が行なった神送りの前に3本締めをしてしまったことが
どれだけあるまじき行為だったのかを調査してみました。
相撲の神送りの儀式とは?
この相撲の表彰式後の神送りの儀式は、テレビでは中継されない儀式なので
私は知りませんでした。
この相撲の神送りの儀式はどんな儀式なのかを調べてみました。
神送りの儀式とは土俵祭りによってお迎えした神様を、元の場所へお送りする儀式です。
「出世力士手打式」の後に続いて行われ、出世力士が土俵祭りに参加していた行司さんの中で一番格下の者を胴上げします。
好角家入門サイトより
この神送りの儀式の時にみんなで3本締めを行うのが通常のところ、
白鵬がそれより前に、土俵を守ってくれた神様を
自分勝手に元の場所へ送ってしまったという風に取られてしまったのでしょうか?
3本締めとはどんな意味?
今回白鵬が行なった3本締めについても調べてみました。
3本締めとは
3本締めとは、手締め(てじめ)という手拍子の中の1つのやり方。
この手締めとは日本の風習の一つで物事が無事に終わったことを祝って、
その関係者が掛け声とともにリズムを合わせて打つ手拍子である。手締めの主旨は、行事を取り仕切った者が行事が無事に終了したことを協力者に感謝することである。
wikipedeia より
白鵬は懲戒処分内容が決定!どんな罰?
今回の白鵬の三本締めについては、コンプライアンス委員会がまず議論をします。
議論内容としては、
コンプライアンス規定第5条7項「土俵上の礼儀、作法を欠くなど、相撲道の伝統と秩序を損なう行為」に違反について。
そして、今回の3本締めの白鵬の処分について。
2017年九州場所相撲の後、万歳三唱をして厳重注意で穏便に対処していた2年後の今回の白鵬の3本締め。
今回、その万歳三唱事件も含めての対処で最悪は懲戒処分?という噂も出ています。
1ヶ月後の2019年4月25日に横綱白鵬は、懲戒処分の中の「譴責(けんせき)」という処分になりました。
譴責(けんせき)の処分内容については下記をご覧ください。

相撲の懲戒処分とはどんな処分?
相撲の懲戒処分とはどんな処分を受けるのかを調べてみたら、6種類ありました。
今回、相撲の懲戒処分について、調べてみました。
除名、解雇、番付降下、出場停止、減俸、譴責(けんせき)の6種類。
除名には理事会、評議員会で、それぞれ4分の3以上の賛成による特別決議が必要で、退職金は支給しない。
解雇以下の処分は理事会の過半数の賛成で決められる。解雇は退職金が出るが、理事会決議で支払いを停止できる
コトバンクより
相撲の懲戒処分のきつい順に並べるとこうなります。
・除名
・解雇
・番付降下
・出場停止
・減俸
・譴責(けんせき)・・・しっかり責めること。咎める事。
もちろん、日本の格式を守るということは大切ですが、
今後、こういう事を防止するために、指導するやり方を
相撲部屋の親方に任せるのではなく、「儀式ややり方の説明」を相撲協会自体が考える時にきているのではないかと感じています。
時代の流れとともに、
やり方を変えていく。これはビジネスでも必要な事なのです。

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